コロナウイルスが段々終息してきた。
約1年半前に日本に入ってきたこのウイルスは生活に色々な変化をもたらした。
今まで風邪でもインフルエンザでも導入されなかった在宅勤務が導入され、マスクを着用する事がマナーとなった。
このニューノーマルの生活に私は正直とても感謝している。
私は長らく不眠症を抱え、夜はなかなか眠れない。しかし、朝毎日6時に起床して満員電車に揺られる通勤は本当に苦痛だった。
また、容姿にコンプレックスを抱えている私にとって、みんながマスク着用をする社会は非常に過ごしやすい。
在宅勤務の導入により、朝は通勤分寝れるし、便秘も治り、職場の人と話すストレスから解放された。電話も素早く出なくてはいけないのも嫌だった。
マスクをすれば顔が隠れる。
マスクをしたら失礼だとか、顔色について指摘を受けることもない。
肌が汚かろうが歯が汚かろうがマスクは全てを隠してくれる。
本当にコロナウイルスには感謝している。
しかし、9月30日に緊急事態宣言が全面解除されたらどうなるのだろうか。
1番嫌なのは日本の古い体制と新しい生活が中途半端に共存することだ。
具合悪くても在宅勤務で働くとか、マスクをしてても会議とか目上の人の前では外さなきゃいけないだとか。
でもそうなりそう。
というか在宅勤務ってやはり日本の古い体制には馴染まないから1番に淘汰される。
職場の人はみんな来たがってたし。
職場に来ないと頑張ってるアピールできないもんね。
結局コロナウイルスが終息すれば以前の生活に戻る。
日本の体制は何にも変わらない。
束の間の幸せが得られた、それだけでも感謝したい。