昇任って自分の仕事ぶりを評価されてするものだと思っているので、うちの会社の就活かと思うぐらい長い昇任試験とか誰が受けるんだよと思っている。
そもそも昔は昇任試験がなかったらしい。
が、どっかの会社の真似をして始まった。
うちの会社でやっている制度はほとんど他社の真似、何かやろうとなるとまずは他社の調査から始まる。
いつまでも他社の真似ばっかりしていて一向に成長する気配はない。
さて、本題に戻る。
うちの会社の昇任試験のプロセスは、筆記試験、グループディスカッション、個人面接2回である。ちなみにこの試験を受ける前によくわかんない講習を受けて、試験を受ける資格を取り、管理職に推薦状を書いてもらわなきゃいけない。この事前プロセスは大学受験でいうセンター試験と学校推薦を組み合わせたようなものだ。
このようなクソだるいプロセスを経ないといけないので、近年管理職不足が叫ばれており、管理職は複数の部署と兼務が普通である。
これにより管理職がさらに部下を管理しなくなっている。
本来ならお友達人事を防止するために導入された制度なのに、これを導入したことにより、仕事ができる人よりも口だけ上手いような人が出世するようになった。
また、この制度自体がそもそも公平ではなく、管理職にごまをすって上げてもらった人がたくさんいる。その上、新しい風を吹き込みたいとか言って大量に採用した中途採用者は昇任試験の要件にこの会社での経験年数が規定されているので、出世が遅くなる。
そもそも面接とかしたところでその人と普段一緒に仕事をしていない人が何を評価するのだろう。
また、試験がなかった時代にお友達人事で管理職になった人に審査されるなんて皮肉だよなと思う。
普通の会社ならずっと勤務していればそれなりに昇任していくものだと思うが、この会社は定年まで勤めても1回も昇任していない人がごろごろいる。
正直、最初に入った時、その年で同じ階級ってよっぽど仕事ができない人なんだなと思っていたのだが、よく見ているとそうでもないのである。
確かに、本当にどうしようもなく仕事をしないorできない人もいるが、すごく優秀な人もいる。
この人たちが出世できないのはこんなクソ長い試験を受けたくないからだろう。
世の中には出世したくない、のんびり仕事してそこそこ稼げればそれでいいと言う人が一定数いる。
それは本人の自由であるが、ここでいう出世したくないは1つの階級も上がりたくないということではないと思う。
実際に昇任しないと給料が上がらないので、そこそこ稼ぐことも難しいだろう。
その人の能力を認めて評価してくれないのなら管理職って何の為にいるのだろう。
管理職の給料を貰って何もしないのであれば若手はいつまでも報われない。
安い給料でこき使われるだけである。
私もそろそろ潮時だ。
転職活動か、だるい昇任試験か。
どっちもやりたくない。